いつもお世話になっているパルスオフィスの優里さんからの推薦本です。
「朗読会」をしようという提案に
「片付け物をしていたらこの本が。」と届けてくれました。
詩。良いですね。
「この詩集の中のこれが良いと思う。」と、綺麗なグリーンのリボンがはさまれていたのは
「ふるさと」
私も谷川俊太郎大好きです。
最初に彼の詩に触れたのは、
「生きる。」
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
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今だいたい決めていることは時間を決めない事。
何人か揃ったら始めましょう。
それから、又何人か集まったら始めましょう。
3回くらいできたら良いかな。
「朗読会」
朗読会をしよう。と思った時、思い出した本があります。
「朗読者」です。
「愛を読む人」という題で映画にもなりました。
何年も前に読みましたが、思い出すだけでも涙が出ます。
何年も前に読みましたが、思い出すだけでも涙が出ます。
1958年 第二次世界大戦後のドイツ。
15歳の少年 ミヒャエルは、偶然出会った36歳の女性ハンナ に恋します。21歳も年上のハンナのアパートに通い愛し合います。
ある時から、ハンナは、ミヒャエルが、本が好きだという事を知って本 の朗読 を頼みます。
それからしばらく後、ハンナはミヒャエルの前から突然 姿を消してしまいました。
大学生のミヒャエルが勉強の為に行ったナチスの裁判の被告席にハンナがいました。
ハンナは、サインを拒否し牢獄へ。
ミヒャエルは本を朗読し録音して牢獄に送り続けます。
そして何年か後、ハンナからの手紙で二人は会います。
ハンナは、美しかったハンナは、とても汚らしくなっていました。
それでも、ミヒャエルは、ハンナの刑が終わり牢獄から出てくるときに迎えに行きます。
とても喜んで。
でも、その日の朝、ハンナは牢獄の中で首をつって死んでしまいました。
私はこの行で
「エエーッ!」
声をあげました。
ハンナは文盲でした。
ミヒャエルとやっと一緒になれるだろうと思った時に、自分の醜くなった姿に我慢ならず死んでしまいました。
もっとしっかりと読み返したいけれど怖くて読み返せません。
10月22日の「Brocante 141」の朗読会。
谷川俊太郎のほかに、
「宮沢賢治はどうですか。」という提案も頂いています。
少々、少女趣味かもしれませんが、
秋の日の一日、皆さんでセンチメンタルになるのも良いじゃないでしょうか。